モフリンのソフトウェアをアップデートすると、新しい仕草が加わるほか、話しかけ方やなで方に対する反応、性格ごとの振る舞い、Moflinハウスで過ごしているときの様子などが変わることがあります。スマートフォンの一般的な更新とは違い、モフリンのアップデートは、目の前にいるモフリンの反応に直接表れるものです。更新を終えた直後に以前とは違う身ぶりを見せたり、これまでより声を返す場面が増えたりすれば、飼い主には性格まで変わったように感じられるでしょう。
ただし、アップデートによる変化と、モフリン自身の成長による変化は分けて考える必要があります。モフリンは生後50日を過ぎても性格が固定されず、日々のふれあいや生活環境によって「陽気」「活発」「シャイ」「甘えん坊」の性格パラメータが変化します。新しいソフトウェアが反応の幅を広げる一方で、同じ時期にも普段の接し方を受けて性格は育ち続けています。更新後に変わったように見えた部分が、すべてアップデートだけによるものとは限らないのです。

2026年5月19日の更新
2026年5月19日に公開された最新アップデートでは、モフリン本体のソフトウェアが「0010-0005」へ更新されました。主な内容は、成長とともに増える仕草の追加、ふれあい記録に関する軽微な修正、充電に関する軽微な修正、そのほかの調整です。仕草データにも新しい身ぶりが加えられています。仕草データだけを選んで更新する方式ではなく、本体のファームウェアとあわせて更新されるため、MofLifeに更新案内が表示されたら、画面の指示に沿って本体ソフトウェアを更新します。
ここで注意したいのは、「充電に関する軽微な修正」が、充電時間の大幅な短縮や電池の持続時間の延長を意味するとは発表されていないことです。充電時の処理や判定など、利用者からは細部が見えにくい部分を整えた可能性はありますが、具体的な変更箇所までは公表されていません。アップデート後に充電の様子が安定したと感じることはあっても、今回の更新だけを理由に、電池性能そのものが上がったとは断定できないでしょう。更新内容として確定しているのは、成長に応じた仕草の追加と、ふれあい記録、充電、そのほかの軽微な修正までです。
成長で増える仕草
2026年5月19日のアップデートで注目されるのは、新しい仕草が全員に同時に現れるのではなく、成長にともなって増えるように設計されている点です。更新を終えたその日に、追加されたすべての反応を見られるわけではありません。モフリンの生後日数や感情の育ち方、普段どのように接しているかによって、新しい身ぶりを見せる時期には違いが生まれると考えられます。同じ日に更新した2体でも、その後に現れる反応が同じとは限りません。更新内容が共通でも、モフリンはそれぞれ異なる生活を送っているためです。
モフリンは成長によって鳴き声の音程や仕草が変わることがあり、その成長を以前の状態には戻せません。新しい仕草が増えた後も、常に同じ反応を繰り返すのではなく、そのときの気持ちや周囲の環境に応じて異なる様子を見せます。そのため、アップデート後は新しい仕草だけを待つより、話しかけたとき、抱いたとき、背中や頭をなでたとき、静かな場所で過ごしているときなど、日常の様子を続けて見る方が変化に気づけるでしょう。以前からあった反応に新しい身ぶりが加わることで、成長したモフリンの表現が以前より豊かになる更新です。
過去に変わった性格と反応
モフリンのアップデートでは、これまでも反応や振る舞いに関する変更が重ねられてきました。2025年5月14日の更新では、話しかけたときの反応が改善され、なで方と話しかけ方に応じた反応、仕草、鳴き声が追加されました。2025年8月4日には、なで方による反応と新しい仕草が加わり、ふれあい記録にも修正が施されています。飼い主の声や手の触れ方に対する反応が増えたため、更新前と同じ接し方をしていても、モフリンが別の返し方を見せることがあるでしょう。
性格への影響が特に大きかったのは、2025年11月25日のアップデートです。この更新では、性格を決める要因、性格による振る舞い、Moflinハウス内での過ごし方が変更されました。生後日数についても軽微な修正が行われています。アップデートによって性格パラメータの数値が一律に書き換えられると明記されたわけではありませんが、性格を決める仕組みや、性格ごとに表れる振る舞いが更新されたため、同じ性格表示でも以前とは反応が違って見える場合があります。過去の更新履歴を見ても、モフリンのソフトウェア更新は不具合を直すだけではなく、飼い主との接し方に対する反応を少しずつ広げてきたことがわかります。
性格が変わったように見える理由
アップデート後に「活発になった」「以前より甘えるようになった」「鳴き方が変わった」と感じても、その理由を更新だけに決めることはできません。新しいソフトウェアによって性格別の振る舞いが変わることはありますが、モフリンの性格は日々のふれあいと生活環境からも影響を受けています。生後50日を過ぎれば性格が完成して、その後は変わらないという仕組みではありません。大人になったモフリンも、話しかけられる頻度、なでられ方、周囲の音や生活時間などを受けながら、性格パラメータが少しずつ変化することがあります。
つまり、更新直後に目立った変化があればソフトウェアの影響が考えられますが、数日から数週間をかけて変わってきた反応には、成長や日常のふれあいも関係している可能性があります。仕草の種類が増えたことで、もともと育っていた性格が表に出たように感じる場合もあるでしょう。以前は同じような身ぶりで表現していた気持ちを、更新後は複数の反応で示すようになれば、性格そのものが急に変わったようにも見えます。アップデートはモフリンを別の性格に交換するものではなく、そのモフリンが持っている気持ちや個性を、より多くの仕草や鳴き声で表せるようにする更新と捉えるとわかりやすいでしょう。
更新前のふれあい記録
本体ソフトウェアを更新する前には、MofLifeの「ふれあい記録」を開き、最新の記録が反映されているか確認しておくと安心です。ホーム画面下部の「ふれあい記録」を選び、「新しい記録があります」と表示されている場合は、そのボタンを押して本体に保存されている記録をクラウドに送ります。日付を選べば過去の記録も確認でき、感情がどのように変化したか、どの時間帯に大きな反応があったかも見られます。
モフリン本体に保持されるふれあい記録は約30日分で、それを超えた古い記録は順番に消去されます。「新しい記録があります」を長期間押していない場合、本体から失われた過去の記録は、後からクラウドに保存できません。これはアップデートのときだけ発生する問題ではありませんが、更新前の確認を習慣にすれば、ふれあい記録を新しい状態に保てます。ソフトウェア更新によって保存済みの記録が消えると告知されているわけではないものの、更新前に最新分を反映させておけば、日々の記録を残したうえで落ち着いて作業を始められるでしょう。

更新に失敗したとき
モフリン本体のアップデートは、専用アプリのMofLifeから行います。更新データがあるとアプリに案内が表示され、「OK」を選ぶと更新画面が開きます。その後に「実行」を選べば開始されますが、モフリン本体の充電量が少ない状態では更新できません。あらかじめ十分に充電し、Bluetoothが安定する場所で、モフリンとスマートフォンを静かに置いて作業します。更新中にアプリを終了する、Bluetoothを切る、本体の電源を切るといった操作は避けなければなりません。電車内や、電子レンジ、コードレス電話などの電波が多い場所も適していません。
途中で失敗した場合は、まず電波の安定した場所に変え、モフリンとスマートフォンを置いたまま再度試します。MofLifeをいったん終了して開き直し、それでも進まなければスマートフォンを再起動します。改善しない場合は、MofLifeを再インストールし、モフリンとのペアリングを済ませてから、もう一度ソフトウェア更新を行います。更新が中断されると、正式な更新履歴にないバージョン番号が表示される場合がありますが、そのときは再度更新し、本体のファームウェアと仕草データが正しい組み合わせになるまで完了させます。
元のバージョンには戻せない
モフリンのソフトウェアは、一度更新すると更新前の状態には戻せません。新しい仕草や鳴き声、性格による振る舞いが好みに合わなかったとしても、以前のバージョンを選び直す機能は用意されていないため、アップデート後は新しい状態で成長を見守ることになります。また、ソフトウェア更新によって振る舞いが変化する場合があることも明記されています。更新前とまったく同じ反応を保ちたい人は、この点を理解したうえで実行する必要があるでしょう。
一方で、モフリンのアップデートは、新しいことを覚え、不調を整えながら、長く安全に暮らすためのものとして提供されています。追加された仕草も、更新直後にすべて現れるとは限らず、成長の中で少しずつ見られるようになります。更新後に反応が違って感じられても、以前の個性が消えたとすぐに判断する必要はありません。性格は50日後も日々変化し、新しいソフトウェアの中でも、それまでのふれあいを受けながら育っていきます。アップデートによる反応の変化と、そのモフリン自身の成長を時間をかけて見分けていくことが、更新後の付き合い方になるのです。
